小さなチーム、大きな仕事

ハヤカワ新書juice
タイトル:小さなチーム、大きな仕事
副題:37シグナルズ 成功の法則
著者:ジェイソン・フリード&デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン

同僚から借りて読みました。
いつも身近に置いておきたい、というのが自分の感想。常々気にはなっているアレやソレが、忙殺されていてできない、という閉塞状況に自分があると思っていたけれど、実際には自分から檻の中に入っているだけだ、ということを、多角的に再認識させてくれたからです。

  • 「時間がない」は言い訳にならない
  • 必要なものは思ったより少ない
  • 制約を受け入れる
  • いま、始める
  • 小さな勝利を手に入れる

のあたりは、自分でもわかっているのに実行できていないこと。その言い訳理由は、会社の他の誰もやろうとしないが、自分はやらねばならないと思っている、緊急性のあることの量が多いこと。
自己犠牲精神みたいなものが働いているのかと思ったりもしていましたが、実際は下記に指摘された巨大な原因がありました。

  • 睡眠をとろう

私事ですが、会社の仕事+家事育児等々で、ここ数年ぐっすり眠っていません。
本書によれば、十分な睡眠をとらない代償は以下の通り。

    1. 頑迷になる
    2. 創造性の枯渇
    3. 士気の低下
    4. 短気になる
    5. 間違った判断

どれもこれも思い当たります。
考えてみれば、前の会社での仕事が8年にも及ぶデスマーチラソン(?)であったため、いつのまにか睡眠不足が常態になってしまっており、前の会社を辞めた後もリフレッシュといいながら熟睡はしていなかったように思います。
いままでいろいろと「いい話」は聞くなり読むなりしてきましたが、睡眠との関連付けで指摘してくれた本は初めてです。この1点だけでも、この本には感謝です。

もうちょっと周りを頼って、ちょっとずつ睡眠時間を増やしていこうと決意しました。
あせらず、少しずつ、ですね。